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肉厚

ABS樹脂の成形品の肉厚は、製品の用途によりますが、通常2~4mm、局部的には、0.7mm程度まで可能です。6mm以上の肉厚では、表面にヒケ、中心部にボイドが発生することがあります。

ABS樹脂の成形品の肉厚は、製品の用途によりますが、通常2~4mm、局部的には、0.7mm程度まで可能です。 6mm以上の肉厚では、表面にヒケ、中心部にボイドが発生することがあります。

成形品肉厚の急激な変化は応力集中や反りの原因になったりフローマーク、シルバーなど外観不良をまねきやすいため、徐々に変化させるか、できれば均一になるように設計してください。

 【参考】 トラブルガイド : 反りヒケフローマークシルバーストリーク

推奨できる肉厚変化のさせかた
 

推奨できる肉厚変化のさせかた


 
 
 
 成形品の冷却時間は肉厚のほぼ2乗に比例しますからサイクルタイム短縮のためにも極力、厚肉は避け、代わりにリブ構造の採用で剛性の向上を図ることをおすすめいたします。しかし、極端な偏肉設計が避けられない場合、サイクルタイム短縮の他、ひけや反り対策のためにもガスインジェクション成形法の利用を考える必要があります。
 
 

ご注意

当社は、当社材料のご使用や、または、当社が提案したいかなる情報のご利用による御社製品の品質や安全性を保証するものではありません。
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