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トラブルガイド

塗装不良

ピンホール

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特徴
  • 塗装品表面に小さな穴が発生し、「ワキ」とも呼ばれる。
  • ウレタン塗装でよく見られる。 (写真:塗料はウレタン塗料)
原因(1)
  • エアーの巻き込み

塗膜中に気泡を抱き込んだ状態で乾燥時に泡が膨張し、塗膜表面を突き破ったもので、基材に関係なく、高温多湿環境、厚塗り、セッティング時間不足や蒸発速度の速い速乾性シンナーに発生し易い。

対策
  • 塗装環境の整備
  • セッティング時間の延長
  • 塗料粘度を下げる
  • シンナー蒸発スピードを遅くする
原因(2)
  • 残留歪み

内部歪みが存在する樹脂基材に塗料溶剤がアタック、ひび割れを生じ、その部分に溶剤が浸透し、乾燥工程で蒸発気化する溶剤によって塗膜表面を突き破り発生する。

対策
  • アタック性の弱い溶剤への変更
  • 塗料、溶剤の配合比の変更
  • 未塗装成形品のアニール処理(60~70℃、20~60分)
  • シリンダー温度、金型温度を高くする。
  • 射出圧力は低め、射出速度は速くする。

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