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よくあるご質問

試験法について

ASTM法とISO法の試験法の違いは何ですか?

ASTM-ISO試験法の相違点を以下にまとめます。

特性 ASTM法 ISO法
1.射出成形試験片の作成方法
金型













溶融温度(℃)
金型温度(℃)
射出速度(mm/s)
標準金型なし












 
1)タイプA(ダンベル形)
(2個取りで末端ゲート)

2)タイプB(短冊形)
80×10×4?サイズ
4個取りで末端ゲート
タイプAのダンベル形を切断し、タイプBの短冊形の作製も可。

3)ファミリー形
タイプA,タイプBと同じ結果が得られれば使用してもよい。
但し審判試験片作成には不適。

250
60
200±100
2.アイゾット衝撃強さ
試験片の長さ(㎜)
〃 厚さ(㎜)
〃 幅(㎜)
60.30~63.50
12.70±0.15
3.17~12.7
80±2(63.5可)
10±0.2
4±0.2
ノッチの距離(mm)
〃 先端半径 (mm)
〃 開先角度 (度)
〃 残り厚さ (mm)

31.50~32.20
0.25±0.05
(22.5±0.5)×2
10.16±0.05

40±1
0.25±0.05
45±1
8±0.2
ハンマーの持ち上げ角度

衝撃速度(m/s)
水平線と60゚と30゚との間の角度を
なす位置(135゜)
約3.46
150゜

3.5±10%
3.シャルピー衝撃強さ
試験片の長さ(mm)
〃 厚さ(mm)
〃 幅(mm)
124.50~127.00
12.70±0.15
3.17~12.7
80±2
10±0.5
4±0.2
ノッチの距離(mm)
〃 先端半径 (mm)
〃 開先角度 (度)
〃 残り厚さ (mm)
61.00~63.50
0.25±0.05
(22.5±0.5)×2
10.16±0.05
40±1
0.25±0.05
(22.5±1)×2
8±0.5
ハンマーの持ち上げ角度

衝撃速度(m/s) 
水平線と60゚と30゚との間の角度をなす位置(135゜)

約3.46
 
150゜

2.9±10%(秤量0.5~5J)
3.8±10%(秤量7.5~50J)
4.ロックウェル硬さ
基準荷重(N{kgf})
試験荷重(N{kgf})

圧子(鋼球)(mm)
 
10kg
Rスケール60kg
Mスケール100kg
Rスケール 12.700±0.0025
Mスケール6.350±0.0025
98.07{10}
Rスケール588.4{60}
Mスケール980.7{100}
Rスケール12.700
Mスケール6.350
負荷速度(秒)
試験荷重負荷時間(秒)
試験荷重除荷後の読取時間(秒)
4~5
15
15
4~5
15
15
5.メルトhローレート(MFR)
シリンダー内径(mm)
ピストンヘッド径(mm)
9.5504±0.0076
9.4742±0.0076
9.500~10.000
シリンダー内径より0.075±0.015小とし
ピストン径に合わせて荷重調節要。
ダイの材質
〃 長さ(mm)
〃 外径(mm)
〃 内径(mm)
鋼製
8.000±0.025
シリンダーにスムーズに入る大きさ
2.0955±0.0051
鋼製
8.000±0.025
9.50±0.03
2.095±0.005
測定方式
試料充てん量(g)

押出距離(mm)
B法(自動時間測定法)
2.0~4.0(MFR 3.5≧)
4.0~8.0(MFR 3.5≦)
6.35±0.25(MFR 10≧)
25.4±0.25(MFR 10≦)
A法(手動切り取り法)
4~5(MFR 3.5≧)
6~8(MFR 3.5≦)
6.荷重たhみ温度
試験片の長さ(mm)
〃 厚さ(mm)
〃 幅 (mm)
支点間距離(mm)
試験片の向き
たわみ量(mm)



昇温速度 (℃/分)
曲げ応力(MPa)
127
3~13
13
100
エッジワイズ
0.25



2±0.2
1.820±2.5%
または、0.455±2.5%
80±2.0 120±10.0
4±0.2 3.0~4.2
10±0.2 9.8~15.0
64±1100±2
フラットワイズ エッジワイズ
試料片の厚さに試料片の幅により異なる。
厚さ 3.8~4.2幅 9.8~15.0
たわみ0.36~0.32たわみ0.33~0.21

120±10℃/h
A法 1.80 , B法 0.45
C法 8.00
7.ビカッh軟化温度
試験片の寸法(mm)
〃 厚さ(mm)
圧子先端の長さ(mm)
〃寸法(mm)
〃 侵入量(mm)
昇温速度 (℃/h)
試験荷重(N{kgf})
幅12以上
3以上
5~12.5
1.143±0.025
1
50±5,120±5
1000+40gf,-0gf
縦横10以上または10φ以上
3~6.5


1±0.1
50±5K/h,120±10K/h
A法 10±1{1.0±0.1}
B法 50±5{5.1±0.5}
8.引張特性h/span>
試験片の寸法(mm)
a3:全長
a1:平行部の長さ
r :半径
a2:幅広部分間距離
b2:幅の広い部分幅
b1:幅の狭い部分幅
h :厚さ 
L0:標線間距離
L :初期つかみ間距離
形式I
165(最小)no max
57±0.5
76±1
-----------
19±6.4
13±0.5
7以下
50±0.25
115±5
1A形
150以上
80±2
20~25
104~113
20.0±0.2
10.0±0.2
4.0±0.2
50.0±0.5
115±1
試験片略図
astm_pic.gif
強さ・伸び測定時の
試験速度(㎜/分)
5±25%
50±10%
500±10%

この内、試験材料の規格又は当事者間の合意する値。
1)試験材料の規格に従い設定する
2)1±20%
2±20%
5±20%
10±20%
20±10%
50±10%
100±10%
200±10%
500±10%

試験材料の規格がない場合、この内から当事者間の合意する速度を設定する。
9.曲げ特性h/span>
試験片の長さ(㎜)
〃 厚さ(㎜)
〃 幅(㎜)
80
3.2
25
80.0±2.0
4.0±0.2
10.0±0.2
治具の圧子の半径 (㎜)
〃 支点の半径 (㎜)
〃 支点間距離 (㎜)

3.2以上(4hまで可)
3.2以上(h≧3.2の時、1.5hまで可)
50
5.0±0.1
5.0±0.2
(16±1)h
試験速度(㎜/分)

 
1.3 1)試験材料の規格に従い設定する
2)1±20%
2±20%
5±20%
10±20%
20±10%
50±10%
100±10%
200±10%
500±10%

試験材料の規格がない場合、できる限り1%/分に近い歪み速度になるよう設定する。
0.4h/分のたわみを生じる試験速度

射出成形用金型の作製について

試験片 作製時のISO要求事項
  • シャルピー衝撃強度用
  • ロックウェル硬さ用
  • 荷重たわみ温度用
  • 引張強さ用
  • 曲げ強さ用
  1. ノズル側のスプルー直径・・・5mm以上
  2. ランナー部の幅と高さ(または直径)・・・5mm以上
  3. 試験片キャビティ…末端ゲートとする。
  4. ゲートの高さと幅…ゲートのキャビティ入り口地点で
    キャビティの高さ(2/3)と幅は試験片の幅。 
  5. ランナーからゲート断面への移行部分・・・流線形とする。
  6. ゲート長さ・・・3?未満
  7. ランナーの抜き勾配・・・10~30゜
  8. 試験片キャビティの抜き勾配・・・1゜以下
試験片
  • シャルピー衝撃強度用
  • ロックウェル硬さ用
  • 荷重たわみ温度用
  • 引張強さ用
  • 曲げ強さ用
作製時のISO要求事項
  1. ノズル側のスプルー直径・・・5mm以上
  2. ランナー部の幅と高さ(または直径)・・・5mm以上
  3. 試験片キャビティ…末端ゲートとする。
  4. ゲートの高さと幅…ゲートのキャビティ入り口地点で
    キャビティの高さ(2/3)と幅は試験片の幅。 
  5. ランナーからゲート断面への移行部分・・・流線形とする。
  6. ゲート長さ・・・3?未満
  7. ランナーの抜き勾配・・・10~30゜
  8. 試験片キャビティの抜き勾配・・・1゜以下