大切なのは「探究心」と「想像力」。
誰も思いつかないことに
果敢に挑みたい。

研究開発職
研究開発統括本部 材料開発研究所
M.Y.
理学研究科修了
2015年4月入社


学生時代に化学を専攻し、就職活動では化学メーカーの研究開発職を志望。生活に欠かせないプラスチックを扱うメーカーに興味を持ち、なかでも説明会で感じた社風が自分に合っていると感じて当社を志望。オフは会社の仲間とゴルフや山登りを楽しんでいる。

お客様の生の声に触れて、
当社の新製品に対する期待を実感。

希望通り研究開発職で入社し、最初の2年間は、すでに自動車メーカーなどに供給されているABS樹脂製品の改良に携わりました。お客様から「この樹脂をこういう用途に使えないか」という相談を受けて、研究所内で使用環境を再現して樹脂の性能を評価し、機能をアップさせていく開発に奮闘。実は入社するまでABS樹脂についての知識はほとんどなかったのですが、上司や先輩方に指導していただきながら樹脂の性質や評価方法などを習得し、周りのサポートを得て開発を進めていきました。性能評価した結果をお客様のもとに出向いて説明する機会もあり、そこでお客様が当社の製品に非常に期待されていることを肌で感じて、研究開発に対する意欲もいっそう高まりました。こうした経験を積んだ上で、入社3年目からは新規製品の開発に取り組んでいます。

市場を調査して自らターゲットを定め、
新たな価値を持つ製品を研究開発。

新規製品の開発は、まず自分たちでマーケットの調査を行い、営業部門からも情報を収集し、どんな製品なら当社の技術が活かせて市場価値が高いのかを考えてターゲットを決めていきます。私もこれまで、傷に強い樹脂や、発色の良い樹脂、さらに汚れを防止する機能を持った樹脂など、いままでにない価値を持った製品の開発にチャレンジしてきました。営業部門とも連携し、こうした樹脂へのニーズがあるお客様がいらっしゃれば、試作したテストピースを提供してお客様側で評価していただく。そうした地道な取り組みを重ねながら開発を進めています。経験を積むにつれて、性能の高い樹脂を開発することはもちろんのこと、製品化するためにはその価値をお客様にわかりやすくアピールすることも大切だと強く感じていて、新たな評価方法も模索しています。

想像力を膨らませ、自らの開発成果を
社会にわかりやすくアピールしたい。

研究開発を進めるにあたって私が大切にしているのは「探究心」と「想像力」。いろいろな問題を解決していく探究心については自分でもかなりあるほうだと思っていますが、常識にとらわれずに斬新なアイデアを出す想像力はまだまだ足りない。たとえば評価方法についても、想像力をたくましくして誰もが考えつかなかった方法を編み出し、自分が開発した樹脂の優秀さをアピールできれば、もっと世の中で広く使ってもらえるはず。開発の成果が目に見える製品となり、自分の身近なところで使われていくのが、やはりこの仕事のいちばんの喜びです。いま当社の事業はますますグローバル化しており、テストピースを海外のお客様に送るケースも増えてきました。私もこれからグローバルをさらに意識して、新たな製品開発に挑んでいきたいと考えています。

Scheduleある一日のスケジュール

8:30

出社、朝礼、チームミーティング

9:00

開発した樹脂の性能評価とデータ整理

12:00

昼食・休憩

13:00

性能評価を再開

16:00

評価結果をもとに今後の開発方針を検討

17:15

退社(残業は極力しないよう心がけています)

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