前例のない研究開発にチャレンジ。
新製品をひとつでも多く
世の中に送り出したい。

研究開発職
研究開発統括本部 材料開発研究所
T.I.
自然科学研究科修了
2012年4月入社


大学院では有機化学を専攻。就職にあたっては研究開発職を志望し、自分が作ったものが世の中のいたるところで使われるテクノUMGのABS樹脂製品に魅力を感じて入社。趣味はスポーツ。現在、一児の父。休日はまだ幼い娘とのんびり遊んで過ごすことが多いとか。

研究開発は少数精鋭。だから
若手でも重要なテーマを任される。

テクノUMGの研究開発部門は少数精鋭です。しかも当社の主力製品であるABS樹脂は、いろいろな材料と混ぜ合わせて新たな機能を付加することができるため、研究開発のテーマも無限にあります。ですから、若くても裁量を与えられてテーマを任され、いままでにない樹脂を生み出せることにチャンスも大きい。私も入社してすぐ、自動車業界をターゲットにした、いままでにない機能を持った中間製品(ABS樹脂の基となるパウダー)の開発に挑戦することになりました。重合のプロセスを担当し、試行錯誤しながら求める機能を実現し、工場に導入して生産を立ち上げるところまで関わりました。その新しい樹脂はいま、自動車の側面のピラーなどに採用されています。こうして自分が創り出したモノが世の中で広く使われることも、当社の研究開発の醍醐味です。

いままでにない構造を持つ樹脂の
開発技術の確立に、知恵を絞る。

入社4年目からは、新たに開発した中間製品をさらにブラッシュアップし、いままで出せなかった色を実現する研究に取り組みました。そしてその後は、当社が手がけていなかった技術を使って中間製品を開発する方法を研究。中間製品をいままでにない構造にして、樹脂の性能をさらに向上させる技術の確立に力を注ぎました。前例のないテーマでしたので、とにかく自分で考えて手探りで研究。苦労しましたが、ようやく実用化の目途が立ち、いま工場に展開しているところです。すでに、営業を通して自動車業界などのお客様への試作品の提案も進んでおり、これを本格的に製品化できれば、競合他社のシェアをさらに奪って大きなビジネスにつながると期待されています。それを自分がリードしていることに、研究開発者としてとても大きなやりがいを感じています。

失敗を恐れず、まず何でも
自分で触ってみることが大切。

研究開発で大切なのは、過去のデータを鵜呑みにするのでなく、まず何でも自分で実際に触って試してみること。そこから新たに発見できることはたくさんあり、たとえ失敗したとしてもその経験は次に活かされる。当社の研究開発部門は、自分からチャレンジしていく姿勢を受け入れてくれる風土があります。そして、技術力とともに重要なのがコミュニケーション力。「ものづくり」というのは一人ではできません。自分が考えて生み出した新たな樹脂を製品にしていくためには、設計や生産技術、営業などの他の部門の人も巻き込んでいかなければならない。多くの人と関わっていくだけに、開発を成し遂げた時の達成感もひとしおです。私もこれから、この奥の深いABS樹脂をさらに究めて、新しい製品をひとつでも多く世の中に送り出していきたいと思っています。

Scheduleある一日のスケジュール

8:30

出社、チームミーティングで状況確認

9:00

研究室にて重合実験をスタート

12:00

昼食・休憩

13:00

実験結果をもとにデータを整理・分析

17:00

上司への報告資料の作成

18:00

退社

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